ついに — Idea派にもついにタダのAIが来た
2025.1 リリースから JetBrains AI Assistant に AI Free ライセンスが追加されました。つまり IntelliJ IDEA Ultimate や PhpStorm など JetBrains IDE を持っている人なら、追加課金ゼロでコード補完と軽いチャットが使える 時代に突入です。
個人的には 「環境セットが IDE にあるから VS Code へ乗り換えたくない」派なので、IDE そのままで AI を呼べる という一点だけで価値爆増。
AIコーディングで変わるエンジニアの仕事
- 実装 の摩擦が下がる → 仕様・設計により時間が割ける
- プロトタイプの速度が上がる → 企画側との反復が濃くなる
- 複雑ドメインの改修は指示コストが鍵 → モデル設計力がますます重要
エンジニア不要論よりも、専門性のシフト と考えたほうが建設的。
AIエージェントは脅威じゃなくてパートナーなんだな〜。
JetBrains製 AI Assistant が輝くポイント
| ポイント | なぜ強い？ |
|---|---|
| IDE 統合が深い | リファクタ提案や VCS コメント生成など、既存ワークフローに溶け込む |
| 環境を移さなくていい | idea.properties やプラグイン設定もそのまま |
| ローカル LLM 対応 | Ollama / LM Studio がワンクリックで連携。機密コードも安心 |
| コード補完は無制限 & 無料 | AI Free でも補完はトークン消費ゼロ |
実際に何が無料になるのか
AI Freeプランの中身
- インライン・コード補完 … 無制限。クラウド呼び出しでもクォータ消費なし。
- ローカル LLM 連携 … 完全オフライン運用可。
- チャット / Junie / 多ファイル編集 … 月次クレジット (Sサイズ) を消費。
- 非対応 IDE … IntelliJ Community, PyCharm Community, Android Studio, Fleet, ReSharper。
👉️ 旧バージョン (<2025.1) では Free 自体がありません。IDE のアップデート必須。2025.1以上にアップデートする必要があります
月次クレジット（Quote）の仕組み
| プラン | 目安 | 使える量 |
| AI Free | S (数千トークン) | 10 – 30 往復程度のチャット + 無制限補完 |
| AI Pro | M (Free の約10倍) | All Products Pack に付帯 / 単体 $10 |
| AI Ultimate | L (さらに4倍) | $20 |
具体的なトークン目安量をJetBrains社は（2025/6/9現在）公開してません。
S/M/L 表記のみ。実測では GPT-4 に 300 往復弱で尽きる人が多い。
始め方
- IDE を 2025.1 以降へ更新
- 右上の JetBrains AI ボタン
- 出てきたModalの真ん中のボタンをクリックして始める
Freeはお試し用途なら十分だけど、本気で使うのには物足りないかな〜。
右上の JetBrains AI ボタンは具体的に、このフォーカスあたってる場所になります。
節約のアイディア
- チャットはタスクごとに分ける — 履歴が太るとトークン爆食い。
- 長文相談はIDE外で LLM に相談。
AI Assistant で選べるモデル一覧（2025.2 時点）
JetBrains 側の UI で現在選択できるモデルをそのまま文字起こし。バージョンやラインナップはアップデートで随時変わる可能性があります。
| 種類 | モデル名 |
| Anthropic | Claude 3.5 Sonnet / Claude 3.5 Haiku / Claude 3.7 Sonnet / Claude 4 Sonnet |
| OpenAI | GPT‑4o / GPT‑4.1 / GPT‑4.1 mini / GPT‑4.1 nano / o1 / o3 (既定) / o3‑mini / o4‑mini |
| Gemini 2.5 Pro (Experimental) / Gemini 2.5 Flash (Experimental) / Gemini 2.0 Flash | |
| ローカル連携 | LM Studio / Ollama |
ちなみに所属プロジェクトでアンケート取ったところ、o3とClaude 4 Sonnetが良い！って人が圧倒的に多かったです。
まとめ — まずは触って設計力シフトを体感しよう
AI Assistant がタダになったことで、実装コストはさらに下がり、設計・ドメイン理解・品質保証に時間を割ける フェーズへ突入します。まず Free で遊び、
- クォータ足りる？
- ワークフローにフィットする？
- チーム全員巻き込める？
を見極めて、足りなければProに課金して見るでいかがでしょうか。
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Freeでどこまで使えますか？
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インライン補完は無制限、クラウド機能は月次クォータ（Sサイズ）内で利用可能
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クォータはいつリセットされますか？
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AI Free を初めて有効化した日から 30 日ごとに自動リセット。月末締めではありません。
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オフライン運用は可能？
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画面右上のギアマークがある列の渦巻きっぽいマークをクリックすると、オフラインモードを選択できます。
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2025.1以前でもFreeで利用可能？
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AI Free ライセンス自体が存在しないので、必ず 2025.1 以降へアップデートしてください。
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プライバシーが心配です
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設定→ツール→Ai Assistant→データ共有から、詳細なデータ収集を許可するのチェックを外せます。
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Junie と AI Assistant の違いは？
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AI Assistantが補佐役なのに対して、Junieは自立エージェント。タスク全体を預けて、計画 → 編集 → テスト実行 → 再修正を行うことができます。（いずれ統合されるかも）
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