営業職からWeb未経験で、Webの仕事に就いた場合の末路【体験談】

Webの仕事とはWebの広告関連の仕事とこの記事では定義します。

未経験でWebの広告関連の仕事(Webデザイナー)に就業した結果どうなるのかを書いて行きます。

この記事の対象者下記に該当する方です。

  • 芸大ではないし、デザインスキルもないけどWebの仕事に就きたい人
  • Webのデザインやツールとかあまり使えないけど未経験でWeb会社に入りたい人


Web未経験で入れてくれた会社はどんな会社だったのか、Web未経験でWebの仕事に就いた結果どうだったのか、今の自分だったらどうするのかというところについて書いて行きます。

Web制作技術が全くない状態の未経験なのになぜ応募したのか

学生の頃からデザイナー職をやりたい思いが諦めきれず、営業職に身が入らなかったため、Web制作に関われる会社にデザイナー職として受けようと思いました。

Web制作に関われる仕事に未経験なのに採用された理由の推察

当時まだ23だったので、若さという優位性が大きかったと思います。ただ、当然若いだけでは採用されないので、面接に対して、なるべく意気込みが語れるようにしました。これくらいの年頃であれば、志望動機がシッカリ言えれば、ポテンシャルを加味して採用活動している会社には就職できるのではないでしょうか。

大体30社くらい受けるようにしてましたが、志望動機が相手に刺さらないと、あまり採用熱の高い面接にならなかったです。志望動機が相手に刺さると、会話が弾み手ごたえが感じられる面接になりました。

まとめ
  • Web未経験で制作関連職受かりたいのであれば若さがあると強い
  • 志望動機を熱意もって伝える

Web未経験でWeb制作すると辛いよ

Web未経験でWeb制作の仕事に就業するまでは気合があればできると思いますが、何か依頼されても知見が全くないので、調べるにも調べようがなくて、何をするにも時間がかかって帰るのが遅くなるだけでなく、他の人にも迷惑をかけます。会社の標準レベルに3ヶ月以内に達しないと会社から爪はじきにされるので、入社した後は物凄く努力が必要だと思われます。そして、努力して実力が皆の水準にたどり着いても、先入観があるので、そこで評価を獲得するのは難しいでしょう。

Web未経験でWeb制作すると辛い事
  • 努力しても努力しても評価が得られない
  • 皆が冷たい
  • 業務ができない時期は帰る時間が物凄い遅い

※最低限の仕事ができなかった時期の自分の話です。

Web未経験は業務未経験にしといた方が良いよ!

最低限のWebデザイン専門技術を身に着けた状態で入社する方が良いと思います。最低限のWebデザイン専門技術とは何かというと、下記になります。

  • コーディング技術の習得(HTML/CSS/レスポンシブ対応)
  • デザイン基礎理論の理解
  • バナー作成方法の理解(このデザイン参考にバナー作ってと言われて作れるくらい)


このくらい覚えておけば、爪はじきにされることはないと思います。ただ、継続的に努力した経験がない人が独学でやろうとすると私のように出足で物凄い苦労しますが、妻もWebデザイナーをやっており、スクールに通っていた結果、昔の最低基準を満たしていたので、業務量は大変だったようですが、私の先ほど挙げた辛い目にあうことは無かったようです。というわけで、デザインスクールに通っておくと、出足がデザインスクール行ってない人と比較して圧倒的に有利です。受講料は割高に感じるかもしれませんが、月々3万円で将来のキャリアが買えるなら割安だと思います。

デザインスクールに通うと有利な点
  • 最低限の知識が身についた状態で会社に入るので他の人に多大な迷惑をかけない点
  • 業務についていける状態で会社の仕事に参加できる点
  • デザインスクールのコネで就職先、案件の紹介をしてもらえる点
  • 同じ目標を志す仲間ができる点


※ハロワで見つけた良く知らない会社に就職しなくてもよくなります。


スクールは数多くありますが、幅広く教えて貰えて、ライフスタイルに合わせた時間割が用意されていて、専属のキャリアアドバイザーが付く株式会社divが運営しているTECH::EXPERTがおすすめです。

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以上、Web会社に未経験で入社するとどうなるのかについて語ってきました。
これ以降は、実際働いた会社はどんな会社だったのかを語っていきます。

Web未経験でシステム会社に入るとどうなるのか

従業員50名
社内常駐15名
収益源SES、自社プロダクト(製品)、Web制作
業務ディレクション、制作
保険社会保険
手取り給与14万円
月の平均稼働 (普通160時間です) 300時間
就業期間3ヶ月

リーマンショック直後に入社した会社がこの会社でした。今思えば、その会社の収益の柱は技術者の派遣だった気がします。そこで稼いだ利益で、Webサイト構築と自社プロダクトの製品の組み込みを請け負いでやっている会社で、常駐のデザイナーが1名、エンジニアが1名、プロデューサー1名という体制でした。そこで、プロデューサの補佐として仕事をして、業務内容としては、社内デザイナー/プログラマーへの発注書作成、簡単なWebパーツ作成、外注業者への発注業務、品質管理業務、イベント出展の際のプレゼンなど、広報業務を担当しました。

Web未経験で就業させて貰ったシステム会社に語った志望動機

システム会社に入社する際の志望動機

高校生の頃からインターネットが好きだったので、これを仕事にしたいと思いました。ホームページビルダーで制作したサイトを過去に運営していた経験があり、〇〇PVあるサイトを管理していました。未経験ですが、インターネットが好きな気持ちは誰にも負けないので、この気持ちを持つ私を御社の業務で貢献させて頂けないでしょうか。


もう10年以上前ですが、確かこんなことを言っていたと思います。これプラスなんでもいいのでポートフォリオがあると、人間性、ポテンシャル以外に学習意欲と技術レベルが加点されるので、例え不出来でも、ポートフォリオを用意していくと良いと思います。ポートフォリオでWebサイトを作るのであれば、下記記事も参考にしてみてください。


Web未経験で就業させて貰ったシステム会社で働いた感想


過去に営業経験しかなかったので、技術側とのコミュニケーションで苦労しました。業者との折衝、デザイナー、プログラマーとの折衝と、技術が分からないと話がし辛くいつも上司を通訳に挟んでいて、とても迷惑をかけました。また画面パーツの製作や、企業展のプレゼン資料の製作、転職フェアの説明資料など、作る仕事もあり、深夜残業、休日出勤を何度もしてるのに、全然評価されないという日々が続いて、心が折れました。その間たったの3ヶ月。Webが好きだという気持ちは簡単に砕けてしまいました。ただ、この頃は頭に花畑が咲いていたので、自分に原因がないと思い、もう一回同じ仕事ができる会社に転職しました。

Web未経験で出版会社に入るとどうなるのか

従業員5名
社内常駐5名
収益源スポーツ系の情報商材、セミナー
業務品質管理、Web制作
保険なし
手取り給与17万円
月の平均稼働(普通160時間です)200時間
就業期間3ヶ月

前回の失敗から間髪おかず、今度は出版業で再チャレンジとなりました。この会社はランディングページからの流入で、情報商材を購入させる。購入させたユーザに対してプロを呼んでセミナーを開くというやり方で収益を得ていました。商材のプロデューサ1名、制作(Web)2名、制作(DTP)2名という体制でした。

Web未経験で就業させて貰った出版会社に語った志望動機

これは、システム会社に入った時の志望動機と殆ど同じでした。前回の動機に+技術を身に着けてお金稼げるようになって親孝行もしたいみたいなことを言ったのですが、稼ぎたいか親孝行のどちらかが刺さったみたいでした。

Web未経験で就業させて貰った出版会社で働いた感想

Webの仕事は、とても簡単なバナー作成のみでした。主に何をしていたかというと、既に書きあがっている文章をInDesignで、製本できるデータにしていくという作業と、 Illustratorでのレジュメ作成でした。レジュメも既にレイアウトやどういうパーツを使うかは決まっており、それを組み合わせてレジュメの作成をするというような仕事でした。文章を何度も読み返したり、文字間、整列について何度もやり直しがあったりしながら、何とか作業を進めていましたが、成長スピードが社長の予想より低かったようで解雇されました。こちらも就業期間は3ヶ月でした。ここで、一旦諦めて1年ほど営業に戻りました。プロフィールに書いてある経歴は、再度Web制作会社に入社してからのキャリアになります。

Web未経験で、コンテンツ運営会社に入るとどうなるのか

従業員30名
社内常駐30名
収益源自社Web媒体からの広告費
業務媒体ページ作成、バナー作成、特集ページ作成
保険社会保険
手取り給与19万円(賞与年2回)
月の平均稼働(普通160時間です)180時間
就業期間2年

営業を一年経験後、Webデザイナーがやりたいと戻ってきました。ここでの経験を経て、エンジニアにキャリアチェンジをしていくのですが、この頃は金銭的な余裕があったのと、景気が少し回復してきていたのもあり、求人の数も多く、前回転職した時よりは良い状況で転職することができました。

Web未経験で就業させて貰ったコンテンツ運営会社に語った志望動機

コンテンツ運営会社に入社する際の志望動機

高校生の頃からインターネットが好きだったので、これを仕事にしたいと思いました。〇〇PVのあるWebサイトを運営していたこと、営業経験で身に着けた顧客目線に立ち会話ができるところを貴社のビジネスで役に立てたいです。また、営業時代に自学習をしており、Photoshopでいくつかデザインを作成してきましたので、この経験も御社の役に立つと思っています。

未経験なりにこの時は、Photoshopの勉強をコツコツやっていました。

実務経験でWeb未経験者に奇跡が訪れる

採用面接が終わった時、技術試験がありました。野菜の画像をおいしく見せる為にどうすればよいかという試験と、媒体ページを作成する際に必要だったtableタグの理解度を測る試験でした。

画像をおいしく見せるのは、システム会社でよくデザイナーが多様していた、レイヤーのオーバーレイ効果を利用して、鮮やかに見せました。tableタグはこの時実は全然理解していませんでしたが、出版社でたまたま教えて貰ったDreamWeaverのセルの追加ショートカットを思い出し、実務試験は、知らないくせにさも「知っている風 」 で終えることができ、内定を貰いました。

Web未経験者がようやく就職できたWeb会社での苦難

この会社は、自分が働きたいと思っていた理想の環境でした。ハイスペックPCの貸与とマルチモニターの貸与、Adobeツールにモリサワフォントと設備は整っていて、業務の内容もWebデザイナーとしての知見を大きく伸ばせるものでした。が、メッキを張って合格したので、上司の期待値との乖離が非常に大きく、分かりやすく失望された挙句、毎週当時の自分には難しい課題を与えられ、採用が失敗だったと周囲に言いふらされ、仕事がやりづらくなりました。

Web未経験者が未経験者ではなくなる時

その会社で3ヶ月が経過した時、稼働は少なくても毎週の課題が達成できないと解雇されるプレッシャーと、その課題に費やす時間が膨大で、心身ともに疲弊していました。これだけやる気の出る条件が整っているのに、前と同じになると思ったときに、良い意味で全てがどうでもよくなりました。自分が生み出す成果に対して、自分で仕事の成果の責任を持とうと思った時に、全てを自責にするという覚悟を持つことができました。その結果、仕事の成果の正解を自分に持つことができるようになったので、解雇されることへの恐怖や、上司への遠慮がなくなりました。この時に自信を持てたんだと思います。ここまででおよそ半年間でしたが、ここから2年間、努力し続ける習慣を持つことができ、画面の作成に関しての仕事は選べるくらいの知見を身に着けることができました。

Web未経験よりも、実務未経験で居る方が近道ができる

スクールに行かずに結果自分は回り道をして、職歴を大いに汚しました。私はもう大手企業に就職とか、出世とかが難しいと思います。それはそれで構わないのですが、選択肢を一つ失いました。あなたが技術者養成の学校でない学生であるならば、費やせる時間も多いので、インターネットでメンターを探すのも良いでしょう。ただ、もう就職して、Webデザイナーになりたいと思うのであれば、スクールに行って、業界知識、技術的知見を身に着け、業界の人脈を作るのが良いと思います。

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以上になります。Web未経験の方がWebのお仕事で活躍できますように…。

自分の将来の為に、スクールおすすめです。それでは、

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